カテキン類
お茶には8種類のカテキンを含む約70種類のポリフェノールが存在します
カテキン類の中のエステル型カテキン、カフェイン、テアニンを含んでいる物を茶の種であると言われています
ツバキャ山茶花にはエス テル型のカテキンが含まれていないためお茶の木とは区別されています
|
一般的にはタンニンと総称されています
タンニン → 8種類の物質からなっているカテキン類の主たる物
多数の要素の中で共通した要素としてフェノール性水酸基を持つことから、最近はタンニンの事を一般的に「ポリフェノール」と呼ば れるようになりました
ポリフェノールの中でフラボノイドと呼ばれる色素成分の一種としてカテキンが位置づけられています
薬理作用→1、抗菌作用 2、抗酸化作用 3、コレステロールの抑制4、血圧の上昇の抑制 5、血糖上昇抑制作用 6、坑突然変異作用
ポリフェノール→ 茶の中のカテキン類は加工される過程でいろいろな種類のポリフェノールに変化します、萎凋や加熱による茶葉の酸化・発酵 の工程と原料に含まれる成分の違いによりそれぞれのお茶の特性を備えたポリフェノールに変化します
|
茶の中には12%〜20%ほど含まれています
含有量は茶樹の品種、収穫期、産地によって著しく異なります(アッサム種は19〜22%を含みますが日本茶では15%程度と言われて います)
カテキンの生合成には光と温度が重要な要素とされる為、充分な光を得る事が出来た茶樹の方がカテキン含有量は増えています
日本茶用茶樹の場合は紅茶用茶樹に比べてカテキン含有量が少ない(2/3になる)
茶樹の種類によるカテキン含有量の違いも見られます、アッサム種、中国大葉種です
地域、栽培されている茶樹の特性により作られる葉も緑茶、紅茶と違ってき、又製造する茶に適した茶樹への改良がなされています
|
酸化酵素で酸化するときれいな赤色を出し、いわゆる紅茶色となります
カテキン類は紅茶製造中に酸化酵素の作用を受け酸化するテアルビジン(10〜15%)と言う褐色の色素とテアフラビン (0.5〜1.5%) と言う橙赤色の二種類を生成します
|
この鮮紅色がテアフラビンといわれる物質です
テアルビジン、テアフラビンは紅茶特有の水色や滋味を出します、またカテキン酸化物とアミノ酸やたんぱく質が反応して香気成分 の生成を行います
茶の木にはあらゆる部分にカテキン類が含まれていますが、特に芽の部分には非常に多く、一番茶よりは2,3番茶の方に多く含まれ
ています
カテキンの合成には光が重要な役割を果たすため、充分な光を与えられた茶樹の方がカテキン含有量は増加します
茶樹の中のカテキン類はお茶として加工される過程でさまざまな種類のポリフェノールに変化します
お茶の加工の方法の違いによりポリフェノール含有量も支配されます
紅茶→ 渋味色素はテアフラビン、テアフラビンと言う物質からなります
|
!.血中コレステロールを減少させ動脈硬化の予防に役立つ
血管内にコレステロールや脂肪、カルシュウムが沈着して血管壁が硬く、内腔が狭くなる状態を動脈硬化といいます。紅茶や緑茶には
この食事により増加するコレステロールを抑える作用があります
2. 過酸化資質の生成を抑える働きがあり老化防止に役立つ
3. 風邪のウィルスを抑えるため予防治療に効果がある
テアフラビンの働きによりウィルスの種類に関係なく有効に作用し即効性があります、但しミルクを入れるとテアフラビンがミルクの
たんぱく 質と結びついてこの作用は弱まります。
抗ウィルス作用が優れている為うがい薬に引けを取らない効果があります
4. ガン細胞の増殖を抑制する作用も期待が持てています
ボリフェノールがガン細胞か別の血管に接着するのを著しく阻害する作用が見られます
5. アレルギーの予防にも効果的
花粉症、アレルギー性鼻炎、どのお茶にも50%の効果が見られています
ビタミンやカテキン類が目の周囲の皮膚に浸透して有効に作用します
|